定期借地権等とは

借地権とは、その名の通り土地を借りる権利を指し、普通借地権と定期借地権があります。
通常の借地権が事実上更新を前提にしていて、借り手が手厚く保護されているのに対し、後者の借地権では原則として更新をしないことになっています。
日本では戦前、地主が小作人に土地を貸すという習慣がありました。戦後、そのような地主の土地の多くが没収またはそれに近い価格で国にいったん渡されました。しかしその後も、土地を手に入れた人とそうでない人とに分かれたため、後者の保護の為に一度貸した土地は相応の事情がなければ返してもらえないという状況が続きました。
確かに、土地を借りる人がその土地上に建物を建てて居住する場合、一定程度の期間安定して借りられる制度は必要でしたが、あまりにも借り手の保護が過ぎると、土地を保有している人が貸すことをためらってしまうという状況が見られるようになりました。それでは借り手にも不利益になってしまいます。
そこで、土地の有効活用を図るために法改正で新設されたのが、更新を前提としない借地権です。これですと、貸す方も安心して貸すことが出来るようになりますし、借りる方も予めそれを承知で借りるので、極端に不利益ということもないという判断から新設された制度です。

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