計算方法について

従来の借地権とは異なり、契約を更新せずに土地を新しく貸すことを促進するように設定されたのが定期借地権です。定期借地権の計算はとても複雑ですが、基本的には「自用地評価額」に「権利割合」と「経過年数に応じた価値の逓減率」を掛けたものと言えます。
「自用地評価額」とは課税時期である評価時点での自用地としての価額を指します。
「権利割合」とは定期借地権等の設定をした時の借地権者に帰属する経済的利益の総額を同時点におけるその宅地の通常の取引価格で割った値です。借地権者に帰属する経済的利益の総額は、一般に権利金などと呼ばれる返還されない一時金と保証金などの一部などが含まれます。
「経過年数に応じた価値の逓減率」とは課税時期である評価時点での定期借地権等の基準年利率から算出される複利年金現価率の残存期間年数に応じた値を設定期間年数に応じた値で割ったものです。
専門家でない方には、ここまでの算出もかなり難しいものがありますが、実際には個々のケースによって、一時金の仕分け方、差額地代の有無とその額など、一般の方に判断できるものではないと思われます。定期借地権を算出する必要が生じた場合には、周辺地域の定期借地権の地代水準などの情報をきちんと把握している不動産鑑定士にご依頼なさることをお勧めします。

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